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今回は百物語の館の演目にもなった「おみつの怨霊」を取り上げてこの話の舞台となった京都粟田口近辺の土地の記憶と怪談の関係性について報告した。原話は田中緑紅の『京の怪談』に載るもので、明治15年の東小物座町を舞台とする実話怪談である。明治期の日出新聞や京都新聞にも取り上げられた京都怪談の典型とみて良い。一方粟田口周辺には明智光秀の首塚や粟田口処刑場も点在し、明治以前からの伝承を数多く残す。これらの土地にまつわる記憶が怪談の発生とどう関わったかについて仮説を立てみた。
報告者:堤邦彦
会場:京都精華大学C-305 18:30より