忍者ブログ

[44]  [42]  [41]  [40]  [39]  [38]  [37]  [36]  [35]  [34]  [33

次回の研究会

2020年9月12日(土)17時~
会場:zoom

テーマ:「江戸の怪談サロン」
発表者:門脇大


受講は無料です。
受講を希望の方は前日までに100mono@infoseek.jp(百物語の館 事務局)までご連絡下さい。

※次回より怪文研のお知らせはリニューアルしたホームページで行うことになりました。詳細は最新記事をご覧ください。

カテゴリー

最新記事

バーコード

ブログ内検索

リンク

AD

PR
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

[PR]
幽霊画にまつわる由来書を取り上げ仏教寺院所蔵の幽霊画の意味について考える。
今回は金沢市鶴林寺(曹洞宗)所伝の一幅に関する報告。この絵は藩主前田家の重臣・千秋家の奥方の幽霊を描いたものであり、絵をめぐる不可思議な物語を綴った由来書が残る。江戸に単身上った千秋氏は愛妻の姿絵を愛でる毎日だった。正月の祝いの場で絵と語らっていると絵の中の奥方がにっこり笑う。魔が魅入ったかと掛け軸を斬ると同じ時刻に金沢に残してきた愛妻が謎の死をとげた。数日後、夢枕に立った幽霊を描いて鶴林寺に納めたのが現存の幽霊画だという。
やがて明治になって神道に改宗した千秋家は様々な不幸に見舞われる。昭和の初め一族の末裔により再び仏教に帰依して鶴林寺の檀家となった。由来書の後段は家の不幸と幽霊画の関わりをつまびらかにしていく。

報告者:堤邦彦
会場:京都精華大学C-304 18:30より
第32回怪文研2017年11月1日(水曜日)

Comments

名前
メールアドレス
URL
コメント
PASS