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怪談の中の擬音について発表と検討を行った。百物語の館のアンケートでも話中の擬音とその演技について印象に残ったとするコメントがある。現代人がもっとも触れる機会が多いであろう稲川淳二を代表として怪談語りの中には擬音が頻出する。今発表では三遊亭円朝作「怪談牡丹灯籠」のカランコロンを怪談の擬音の典型として取り上げた。そこから文芸、民話、学校の怪談、現代怪談などのなかで擬音がどのように使われているか、およびそこから考えられる擬音の意味を「怪を語れば怪至る」思想や宗教的儀式としての百物語から怪談を声に出して語る必然性と擬音の性質についての解釈を試みた。
議論では怪談のオノマトペに歌舞伎などの芸能が与えた影響と音を使った恐怖演出についての話、日本人の音に対する意識、百物語の館の演者からの擬音に対する意見などが討議された。
報告者:井上真史
会場:京都精華大学C-304 18:30より
会場:京都精華大学C-304 18:30より
