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田中貢太郎の収集、創作した怪談と、江戸怪談とを読み比べた。
田中貢太郎「薬指の曲り」は、因果物語に原形が認められる話である。
本来、仏教説話であった話を近代怪談のひとつとして昇華する様を具体的に検証した。
また、「死人の手」は、『宿直草』(1677年刊)巻五の九「旅僧、狂気なる者に迷惑する事」などと類似した話である。
この話は類話が多く、民話の中にも認められるものである。
江戸怪談や民話を近代小説の一話として、小説として変成させる様相が認められた。
報告者:門脇大
会場:四条蛇庵 18:00より
