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次回の研究会

2020年9月12日(土)17時~
会場:zoom

テーマ:「江戸の怪談サロン」
発表者:門脇大


受講は無料です。
受講を希望の方は前日までに100mono@infoseek.jp(百物語の館 事務局)までご連絡下さい。

※次回より怪文研のお知らせはリニューアルしたホームページで行うことになりました。詳細は最新記事をご覧ください。

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江戸の狐怪談+これまでの補足~最近の本から
今回は江戸の狐怪談と、これまでの怪談文芸研究会で検証した怪談の補足の2部構成で行った。 まず、江戸の狐怪談のうち、特に、狐が人の子を産む話をとりあげた。 江戸時代の怪談・随筆類の中には、狐にまつわる話が数多い。その中でも、中世以来の「信太妻」説話に類する狐が人の子を産む話は目を引く。『信濃奇談』上の九「狐」や『遠山奇談後編』二の十五「新屋村物ぐさ太郎の事」といった地方奇談、曲亭馬琴等による『兎園小説』六の六「狐孫右衛門が事」や、『百家琦行伝』三の六「栗山覚左衛門」に認められる類話を検証した。さらに、弁惑物の1つ『古今弁惑実物語』巻之四の一巻の「畜類人と契り男子を生事」の検証を通して、江戸における狐が人の子を産む話の展開を議論した。 第二部として、これまでの怪談の補足として、最近刊行された本から数話を検証した。 『ほぼ日の怪談。』(二〇一八年)三十三「車に乗せてしまいました」は、「タクシー幽霊」の現代版である。また、『ほぼ日の怪談。』九十七「覚えのある手の感触」は、平仮名本『因果物語』一の十六「夫の亡霊妻の病を療治しける事」に認められる「指の曲がり」によって幽霊の正体を判別するという、やや変わった話である。これらを俎上にのせた議論を行うことによって、現代怪談に関する考察を行った。

報告者:門脇 大
会場:四条蛇庵 16:00より
第49回怪文研2019年7月20日(土)

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